2017 Nov,
クリエイティブな作業を続けていく上での最大の敵はマンネリだと感じてます。
長年音楽制作を行っていると最新の音楽を聴いても「あっ、これは昔流行ったヤツとパターンが一緒だな」と過去の経験にあてはめてしまい、感動することが難しくなってしまいます。
自分のスタイルをかたくなに何十年と守り続けて行くのも、クリエイターとしての一つのスタイルだとは思いますが、自分は流行音楽を作る場に身を置く者として常に先端を意識しなければいけません。
既にDJが音楽を制作し、人間が演奏する、という事とは概念から全く違う音が半主流になっている今、今までの音楽制作スタイルは変えていかなければと感じてます。
これって結構大変なことで、今まで培ってきた価値観を変えなければいけないことです。
自分のスタイルを残しつつエッセンスとして新しいスタイルを取り込んでいけば良いのでは?という意見もあるんだろうけど、そんなに甘いもんじゃないです。
今の音楽がリアルタイムに自身にとっての最新の音楽と体感しながら作っている人達と対等に勝負しなければいけないのですから。
既成のサンプルやコンストラクションキットの使用や鍵盤を全く弾かないでマウスだけでのプログラムなど、今まで抵抗を感じていた制作スタイルを全て肯定し、新たな領域へ飛び込んでいこうと思ってます。